あの椅子もある「映画館」が我が家に 趣味特化の「突き抜け」賃貸

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高橋俊成
【動画】名古屋市の不動産仲介・管理会社がリノベーションした「映画館」付きの賃貸=高橋俊成撮影
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 観音開きの扉を押し開けると、ほんのり薄暗い中に落ち着いた赤色のカーペット敷きが広がる。一段高い場所に並ぶのは真っ赤な四つの座席。前方にはスクリーンとスピーカーが備えられ、プロジェクターが光を放っている。

 いかにも「映画館」といった雰囲気だが、実はここ、名古屋市瑞穂区にある賃貸マンションの一室。最近まで6畳の和室として使用されていた部屋を、「映画館」さながらのシアタールームとしてリノベーションしたものだ。

 間取りは2DK。ダイニングにキッチンと、一見するとよくあるマンションの一室だ。ただ、間取りの上では「洋室」となっている部屋の扉の上には、「ON AIR」のネオンサインが光る。

 「マイ映画館」を楽しめるこの物件は、不動産仲介・管理会社の「ニッショー」(本社・同市北区)が展開する特定のコンセプトに特化した「&room」だ。スクリーンは80インチで、ブルーレイなどを再生できるプレーヤーなども備え付けている。同社広報企画部の服部光一朗さんは「とことん突き抜けました」。

 細部にもこだわり、座席は映画館に設置例があるメーカー製だ。通常は100席など劇場規模の発注しか受け付けていないが、企画趣旨を説明したところ、「面白い」と製作してもらったものという。服部さんは「とにかく本物にこだわった。他にこんなにとがった賃貸物件はないだろう」と胸を張る。

筋肉トレーニング、キャンプ場…広がるコンセプト物件

 同社が「&room」を始めたのは昨年から。コロナ禍で「おうち時間」が増えたことで、「遊び心」のある部屋はニーズがあるとみて打ち出したという。

 これまで、一部屋を土間仕様…

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    福田直之
    (朝日新聞コンテンツ編成本部次長=経済)
    2022年11月15日14時11分 投稿
    【視点】

    日本の住宅は購入後、資産価値が下がる傾向があります。新築を好む傾向が強く、住宅市場に次々と新築が供給されるためです。これは中古が市場のほとんどを占めており、購入後に資産価値が上がることが多い米国とは対照的です。  では、資産価値が下が