モンベル「ランドセル」、登山ノウハウつぎ込んだ いずれ大人用も?

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聞き手・伊藤稔
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 一般販売される通学用バックパック「わんパック」について、登山家でもある、モンベルの辰野勇会長(75)が朝日新聞のインタビューに応じた。開発の経緯や工夫、今後の展開などについて語った。主なやりとりは以下の通り。

 ――富山県立山町の提案に手を挙げた理由を教えてください。

 これはもう単純に(同町の)舟橋貴之町長の思いを受けて、それに共感したということです。いわゆる伝統的なランドセルというのは、それなりに味があるし、ノスタルジーをもたれている方も大勢いらっしゃると思います。

 一概に、ランドセルを悪者にするつもりは全くありませんが、一方で、舟橋町長が言うように、家庭の金銭的な負担が大きくなっていることや、小学1年生という小さな体で重い荷物を担ぐのはどうかなという思いがあります。

 というのは、モンベルのルーツというのは登山ですし、「ライトアンドファスト」(軽量と迅速)というコンセプトがあります。荷物はできるだけ軽量でコンパクトになったほうがいい。軽量でコンパクトにすることによって行動が早くなる。行動が早くなるということは、安全につながっていく――登山で今まで培ってきたノウハウ、それに即応した素材開発をやってきました。

 子どもたちは毎日、雨の日も…

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    磯野真穂
    (人類学者=文化人類学・医療人類学)
    2022年11月14日8時35分 投稿
    【視点】

    近年、ランドセルへの風当たりが強くなっています。 ですがランドセルが明治時代に学習院で初めて導入された当時、「教育現場での子どもの平等」という理念がそこに込められていたことをご存知の方はいらっしゃるでしょうか? 当時制服は定めら