綱なしでも魚捕って戻ってくる「放ち鵜飼」 復活の鍵を握った習性は

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小西良昭
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 ウミウに綱をつけずに魚を捕らせる「放ち鵜飼(うかい)」が10月、21年ぶりに復活した。人間との強い信頼関係が必要なこの漁法。京都府宇治市で人工孵化(ふか)で育てられた9羽のウミウと、それを操る鵜匠(うしょう)が5年かけて特訓して、成功に至った。

 「ウッティー!」

 池を泳ぐウミウに鵜匠がそう呼びかけると、声に反応して、首の辺りを膨らませたウが順々に岸へ戻ってきた。

 10月22日、宇治市を流れる宇治川のそばの人工池で観客に初めて披露された放ち鵜飼だ。

 ウたちは、鵜匠に抱き上げられると、池の中で捕らえて食道にため込んでいた魚を次々と外に出していく。約30人の観客から歓声と拍手が上がった。

 友人と見に来た京都市の看護師、小林康子さん(63)は「ちゃんと戻って来て、懐いている」と感心していた。

 国内各地で行われている一般的な鵜飼いは、綱をつけたウを操るものだ。宇治川でも宇治市観光協会が長年、夏の夜に続けており、名物になっている。

「放ち鵜飼」が復活するきっかけとなったのは、観光協会のある取り組みがきっかけでした。記事後半には訓練の様子の動画も。

 一方、綱をつけないウに自由…

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