少子化でも熱い中学受験 早稲田アカデミー「今後も塾生増える」理由

土居新平
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 首都圏で小中高校生を対象とした進学塾を運営する早稲田アカデミーが好調だ。少子化にもかかわらず、中学受験をめざす「小学部」の塾生は前年より1割超も増えた。11日の決算説明会で、山本豊社長は「今後も数年にわたって塾生の増加や、売り上げの増加も見込めることになる」と語った。

 早稲田アカデミーの9月中間決算は、売上高が前年同期比8・1%増の148億円、本業のもうけを示す営業利益は19・4%増の10億円、純利益は21・2%増の6億円だった。いずれも過去最高の数字だ。通期の業績予想も、2年連続で売上高、純利益ともに過去最高の見通しだ。

 中でも小学部が好業績を引っ張っている。都市部での私立中学受験に対する熱の高まりを背景に、小学部の4~9月の平均塾生は13・6%増の2万6609人と増えた。伸び幅は、中学部の4・4%増(1万6906人)、高校部の0・4%増(2484人)と比べても抜き出ている。

 特に、直接受験する年齢ではない小1~小4が大きく伸びているという。理由について、山本豊社長は「一つは早稲田アカデミーのブランドが浸透した。明確に自信を持っている」とし、もう一つあげたのがコロナ禍だ。「3年前に一斉休校になったときに、保護者の皆さんに公立中は何もしてもらえないという不満が広がった。不安、焦りが私立志向の高まりに結びついた。コロナ禍で中学入試が冷え込むと思ったら逆の状況になった」

 少子化の影響については「子どもの数は減っていくので全国的には苦戦している塾はある。ただ早稲田アカデミーは首都圏で商売をしている。この家庭のエリアは5年、10年経っても子どもの数は減ってこないと予測されている」とした。(土居新平)

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