各国首脳に用意された韓国製EV G20はエコ重視、防弾装備はなし

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ソウル=鈴木拓也 ジャカルタ=半田尚子
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 エコか警備か。

 15日からインドネシアのバリ島ではじまる主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)を前に、開催国インドネシアが頭を抱えている。問題は各国のリーダーたちが何に乗って島内を移動するか、だ。

 「G20サミット期間中、電気自動車(EV)の利用を通じ、インドネシアがEV開発の先進国であることをアピールしたい」

 今年3月、バリ島初の充電ステーションの完成後、インドネシアのジョコ大統領はそう述べた。

 今回のG20サミットで、インドネシア政府は各国代表団にEVの使用を求めている。

 サミットの運営を担う国家官房によると、各国首脳向けには現代自動車の高級ブランド「ジェネシス」の電動セダンが選ばれ、44台が提供されたという。

 インドネシアは東南アジアの最大の自動車市場で、日中韓のメーカーがEVの売り込みにしのぎを削っている。

 G20サミットには韓国からは尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が参加する。韓国外交省の高官は「大統領が乗ってアピールするいい機会だ」と満面の笑みを浮かべる。

バイデン大統領、岸田首相は?

 だが、現地メディアによると、用意された電動セダンは防弾仕様ではないといい、一部の構成国からは「自前で用意する車を使わせてほしい」との要望があったという。

 その一つは米国だ。米国の大統領は世界のどこにいても、陸路で移動する時は「ビースト(野獣)」と呼ばれる大統領専用リムジンに乗る。米政府のウェブサイトによると、ビーストは行事があるたびに空軍機で運ばれているという。

 「ビーストはガソリンを垂れ…

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