ベビーカーを押してカフェに入る。注文した料理が運ばれてきた。食べようとした瞬間、ぐっすり眠っていたはずの子どもが号泣。料理をかき込み、慌ただしく店を後にする――。
小さい子どもがいるママやパパにとって「あるある」のこんな状況を解消してくれるカフェが11月16日、横浜市都筑区にオープンした。
託児とカフェのスペースを分けた施設「託児所×cafe min tid mom(ミンティッドマム)」。
立ち上げたのは元保育士で、3歳と5歳の男の子を育てている上村あかねさん(34)。「お母さんたちのやりたいことが全部できる夢の施設を作りたかった」
カフェには上村さんの経験が生かされている。
24時間子ども優先、社会から疎外感
結婚後、夫の仕事の関係で横浜市内に引っ越した。
夫婦はどちらも兵庫県出身…