ヒジャブを脱いだ女性たち「今こそ変革を」 命懸けてでも止めぬ叫び

有料記事

テヘラン=飯島健太
[PR]

 私が暮らし始めて3年目に入った中東イランの首都テヘランで、女性たちの装いが急に変わった。髪を隠すヒジャブ(ヘジャブ)と呼ばれるスカーフをかぶっていないのだ。

 一歩街に出ると、行き交う女性の2人に1人は、ヒジャブを着けていない。歩道上や車の車内、スーパーやレストランで、ヒジャブを両肩にふわりとかけている。一見するとおしゃれを楽しんでいるようだ。

 10月24日昼、テヘラン北部の複合施設「パラディウム・モール」。平日はいつも多くの女性客でにぎわう地下1階のフードコートに行くと、女性30人のうち18人が、黒や白、ベージュや青といった色のヒジャブを、肩にかけていた。髪の毛は丸見えだ。

■22歳女性の急死事件から2…

この記事は有料記事です。残り2793文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(1カ月間無料)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料