謎の路上芸術家として知られるバンクシーが11日夜、自身のインスタグラムにウクライナ首都キーウ近郊のボロジャンカで描いた作品を投稿した。地元警察は急きょ、絵の「警備」を開始。バンクシーとみられる人物を目撃した住民は「5人組だった」と話した。
投稿されたのは、女子体操選手が逆立ちをしているように見える作品。12日に訪れると、攻撃を受けて廃虚になった住居の壁に描かれていた。焦げ付いた臭いが残るなか、警察官2人が作品が傷つけられないように絵の傍らに立っていた。
また、この近くには、ロシアのプーチン大統領に似た男性が柔道で少年に投げられているような絵も見つかった。バンクシーはインスタグラムにこの絵は投稿をしていないが、地元警察はバンクシーの作品だとみている。
5人組から絵の感想を聞かれ、近隣住民は
すぐそばに住むビラ・サブチ…
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なにげに凄い記事では。バンクシーの制作状況の貴重な目撃証言です。 プーチン大統領らしき人物が柔道で投げられる絵で思い出すのは、2000年9月に訪日した際に講道館を訪れたプーチン氏が、10歳の女の子と稽古をして、見事に投げられてみせたときの
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制作プロセスの一端がわかるという意味でも興味深いのですが、こうしてそっと描かれた絵を兵士が守ろうとしている写真にも、心を打たれます。大学まで美術教育を受けたもので、「美術とはなんぞや」ということを考えることが多かったのですが、そのひとつの答