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ロシュ社開発のアルツハイマー薬 症状悪化を遅らせる効果確認できず

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野口憲太
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 スイス製薬大手ロシュ社は14日、開発中のアルツハイマー病の治療薬「ガンテネルマブ」について、症状の悪化を遅らせる効果が確認できなかったとする最終段階の臨床試験(治験)の結果を公表した。

 ガンテネルマブは、皮下注射することで、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積することが知られるたんぱく質「アミロイドβ」の塊を除去するように設計され、治験が進められていた。

 治験には、日本も含む30カ国の軽度のアルツハイマー型認知症患者ら約2千人が参加。ガンテネルマブを投与するグループと、有効成分が含まれていない偽薬を投与するグループに半数ずつ無作為に分け、安全性と有効性を2年3カ月観察した。投与されたのが偽薬かどうかが医師にも患者にも分からない「二重盲検」で実施された。

 その結果、認知機能と日常生活の能力を数値化した「CDR―SB」というスコアの悪化が、偽薬を投与したグループと比べ、ガンテネルマブを投与したグループで約6~8%抑えられていた。しかし、この抑制効果は統計学的に意味のある差ではなく、「臨床症状の悪化を遅らせるという主要評価項目(目標)は未達成だった」とした。

 ロシュ社のリーヴァイ・ギャ…

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