世界の総人口が15日、80億人に達しました。
とりわけ人口が急増しているのが、サハラ砂漠以南のアフリカです。
なぜなのでしょうか。
子だくさんで知られるアフリカ中部のコンゴ民主共和国を訪ね、その理由を探りました。
6月、コンゴ南東部の都市ルブンバシの街中を車で走っていると、授業を終えた子ども数百人が校舎から一斉に飛び出し、瞬く間に歩道を埋め尽くした。
子どもや若者で市場や歩道があふれかえっている光景は、アフリカの多くの国で見かける日常だ。
なかでも、コンゴは子どもがたくさんいる家庭が多く、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す「合計特殊出生率」が5・7人(2020年)と、世界で3番目に高い。
ルブンバシに暮らすルシアン・カホジコシャさん(53)は、2歳から25歳まで14人の子を持つ父親だ。
最初の妻とは死別し、現在は…