米ロ情報機関トップが会談 侵攻後最高位か 米、核の脅しを牽制
キーウ=杉山正 ワシントン=下司佳代子
ウクライナ情勢をめぐり、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官とロシアの対外情報庁(SVR)のナルイシキン長官が14日、トルコ・アンカラで会談した。ロイター通信などが報じた。2月のロシアのウクライナ侵攻以来、最も高いレベルでの米ロ高官の会談とみられる。
同通信によると、核兵器使用の脅しを繰り返すロシアに対して、バーンズ氏が「核使用の代償とエスカレートのリスク」を伝えることが目的だったという。
また、会談について米国は事前にウクライナ側に説明。米国家安全保障会議(NSC)は「(バーンズ氏は)いかなる交渉も、ウクライナの戦争の解決についても議論しない。ウクライナ抜きでウクライナのことを行わないという基本原則を固く守っている」と強調した。
一方、ロシアのペスコフ大統…