日本産の和牛の特徴を米国で知ってもらおうと、在ニューヨーク総領事館などが14日、フィラデルフィアでイベントを開いた。近年は米国産の「Wagyu」も多く流通しているが、日本政府は「本当の和牛は日本産だけ」とアピールしている。
イベントでは、フィラデルフィアの著名シェフらが、和牛を使った世界各地の料理を提供。ナイジェリアのストリートフードの「スヤ」を調理したショラ・オルンロヨさんは「多くの牛肉は脂肪と赤身が分かれているが、和牛はほどよく混じり、味が素晴らしい」と絶賛した。
フィラデルフィアで和牛を知ってもらうための活動をしている「和牛ソムリエ」のグレゴリオ・フィエロさんは「米国で消費される和牛の多くは同じような部位で、日本人シェフが調理することが多い」と話す。「だが、和牛は世界最高の牛肉だ。様々な料理に活用できる高品質な素材だと示したい」と語った。
日本では和牛を、国産牛のう…