絵本編集者の末盛千枝子さん 「へこたれることの連続、それでいい」

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田中瞳子
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 絵本編集者の末盛千枝子さん(81)が先月、「わたしの出会った作家と編集者たち」をテーマに都内で講演した(日本国際児童図書評議会〈JBBY〉主催)。50年以上にわたる編集者人生での思い出を語った。

 末盛さんは至光社やジー・シー・プレスで絵本の編集・出版を手がけた後、1988年に株式会社すえもりブックスを設立。まど・みちおさんの詩を上皇后美智子さまが英訳し、安野光雅さんが絵をつけた「THE ANIMALS 『どうぶつたち』」(92年刊)や、米国の絵本作家ターシャ・テューダー、M・B・ゴフスタインの邦訳本などを送り出してきた。

 末盛さんは編集・翻訳に打ち込みながらも、なぜ子供の本が好きなのかはっきりとわかっていなかったときに児童文学研究家・猪熊葉子さんの言葉に感銘を受けたことを紹介した。「猪熊先生は、私たちが児童文学を読み、研究するのは、傷ついて悲しい思いをした子供時代の自分をなぐさめるためだとおっしゃった。すとんときました」

 会場の参加者から「へこたれ…

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