女性飛行士は25年に初着陸か、日本人も次? 今後のアルテミス計画
玉木祥子 合田禄
人類の月面着陸をめざす米国主導のアルテミス計画の第1弾「アルテミス1」として、宇宙船オリオンを載せた新型ロケットSLSが米東部時間16日午前(日本時間16日午後)に打ち上がった。
米航空宇宙局(NASA)によると、オリオンは太陽光パネルを広げ、月をめざす。6日目には月まで約100キロメートルに接近し、月の周回軌道に入る。
地球に戻ってくるのは米東部時間12月11日昼ごろ。太平洋に着水する予定という。25日と11時間36分かけて210万キロメートルを旅する計画だ。
次の段階となる「アルテミス2」では、2024年に有人飛行を予定する。宇宙飛行士を乗せるものの、月面への着陸はせず、月のまわりを飛んで地球に戻る。
宇宙飛行士が月に降り立つのは第3弾の「アルテミス3」で、25年を予定。米国はこの第3弾で、初の女性飛行士による月面着陸を目標として掲げる。
JAXAは現在、新たな宇宙飛行士を選考中で、この選考には過去最多の4千人を超える応募があった。選ばれた飛行士は、20年代後半に月面に立つ可能性がある。
また、月の近くに宇宙ステー…