国宝の神谷神社本殿、修繕費をクラファンで 落雷で屋根焼ける

紙谷あかり
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 落雷による火災で9月に国宝の本殿の屋根が焼けた神谷(かんだに)神社(香川県坂出市)が、修繕費にあてる1千万円を募るクラウドファンディング(CF)を始めた。屋根のふき替えだけでも5千万円が見込まれ、地域の氏子も少なく高齢化が進んでおり、神社が負担する額を自前でまかなうのは困難と判断した。

 本殿は1219年(鎌倉時代初期)の建築。正面の柱間が三つある「三間社流造(さんげんしゃながれづくり)」で、建築年が分かるもののうち現存する最古のものだという。1955年には、国宝に指定された。屋根はひわだぶきで、2000年にふき替えられた。

 火災は9月27日昼に発生した。中尾格宮司(63)によると、落雷による電流で防火設備が壊れ、通報装置や放水銃も使うことができなかったという。

 4時間ほど燃え続けた結果、屋根を支え、勾配をつくる「垂木」の大部分が炭化。創建当時の古い部材とみられるものも一部炭化しており、今後この部分を残せるのかどうか、文化庁などが調査を進めるという。

 返礼品には、限定ご朱印や屋根材のひわだ、工事中の本殿の見学ツアーなどを準備した。中尾宮司は「国宝に指定されるはるか前から守り継がれてきた。今後につなげていくために、どうかご支援ご協力をお願いしたい」と話している。

 CFサイト「レディーフォー」(https://readyfor.jp/projects/kandani別ウインドウで開きます)で受け付ける。来年1月11日午後11時まで。(紙谷あかり)

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