酒井宏樹、勝負パンツは娘が選ぶ 家族の反対を押し切って強めた愛

有料記事森保ジャパン

岩佐友
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 ピンクゴールドのスパイクが緑の芝に映える。

 3回目のワールドカップ(W杯)に挑む酒井宏樹(32)=浦和レッズ=は今大会に向けて、スパイクを新調した。

 11日のドーハでの初練習後に話を聞くと、「そんなに目立っていましたか? メーカーから指定されたものなので、僕には決定権がないんです」と苦笑いを浮かべた。ただ、一つだけ自分の希望で加えたものを教えてくれた。

 「家族全員のイニシャルは入れています」

 自分と妻、長女の詩多(うた)ちゃん(7)、長男の士門くん(3)、今年3月に生まれたばかりの次女の5人のイニシャルが刻まれているという。

 酒井を取材していると、家族への愛や強い絆を感じることが多い。

 1日に埼玉スタジアムで行われた日本代表選出会見では、子どもたちからサプライズで動画メッセージが送られた。

 「パパおめでとう。W杯頑張ってね。応援しているよ。大好きだよ」

 恥ずかしそうに笑いながら、すっかり父親の顔になった酒井。感想を聞かれると、「びっくりしました。日頃からパワーをもらっていますし、自分一人でプレーしているとは思っていないので、ありがたいなと思います。(子どもたちは)勝った時も負けた時も変わらない対応をしてくれて、嫌なこともすぐ忘れさせてくれるかけがえのない存在です」と感謝した。

 8月に取材した時は、家族と過ごす時間の大切さをこう語っていた。

 「子どもの学校の送り迎えと…

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