オマーン沖でドローン攻撃?イスラエル系タンカー損傷 原油価格上昇
カイロ=武石英史郎
中東オマーン沖のオマーン湾で15日、航行中のリベリア船籍のタンカーが飛行物体の直撃を受け、船体が損傷した。シンガポールに本社を置く運航会社が16日に発表した。
AP通信によると、中東在住の軍事当局者は、爆弾を搭載したドローン(無人機)による攻撃だったと指摘。運航会社はイスラエルの富豪が所有しているという。中東地域では、イスラエルと関係がある船舶が、イランのドローンによるとみられる攻撃をしばしば受けている。
運航会社によると、タンカーは軽油を積んでおり、オマーンの沖合約240キロの海上で被害に遭った。乗員のけがや積み荷、燃料の漏れはないという。
このニュースの後、国際的な原油の市場価格がやや上昇した。(カイロ=武石英史郎)
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