違法操縦のドローン?運航に影響 空港脅かす「未知数の危険」の正体
小川聡仁 黒田早織 熊谷姿慧
10月の夜、神戸空港(神戸市)の上空周辺でドローンとみられる物体が目撃され、滑走路が一時閉鎖された。その後「物体」は見つからず、正体や飛行目的は分かっていないが、航空機周辺でのドローン飛行は「未知数の危険がある」と専門家は警鐘を鳴らす。
神戸空港を管理する関西エアポート神戸や国土交通省神戸空港出張所などによると、異変が明らかになったのは10月14日午後7時半ごろのことだ。
「着陸アプローチ中に上空でドローンらしきものを見た。鳥ではないと思う」
新千歳空港発のスカイマーク便のパイロットが、光を発する物体を滑走路付近の上空で見つけた。着陸後に管制塔へ連絡した。
午後8時過ぎには、滑走路付近の地上スタッフも上空のドローンらしきものを目視で確認し、滑走路の一時閉鎖が決まった。
しかしその後、物体はこつぜ…