第4回柳家さん喬は進化中 個性派ぞろいの先輩、成長させてくれた弟子

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聞き手・井上秀樹

落語家・柳家さん喬さんに半生を聞く連載「ああいい噺聞いたね」。全4回の最終回です。

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 《一門の先輩は個性派ぞろいだった》

 立川談志師匠にはかわいがってもらいました。「真田小僧」で、子どもが住む環境によって懲役ごっこや弔いごっこをする、ってまくらがあるじゃないですか。あるときそれを聴いてくれて、楽屋へ来て「おいさん喬、いつまでも懲役ごっこじゃねえだろ。他にあるだろいくらでも」。そうなんですよね、だけど師匠、あれ受けるんですよ、って言うと「そうだよなあ、それが困るんだよ」って。

 あっこの人、正攻法に弱い人なんだ、真正面から来られると認める、ちゃんと物事に対処する人なんだなあ。きついとか、自分主義みたいに言われますが、やさしいところとか、五代目柳家小さんの弟子だなと思うところは随所にありましたですね。

 やたら柳家小三治さんの夢を…

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あのときの出来事が、いまの私につながっている――様々な分野で確かな足跡を残してきた大家や名優に、その歩みを振り返ってもらいます。[記事一覧へ]