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アナフィラキシーって? 接種会場に必要な体制は? 救急医に聞いた

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 愛知県愛西市の集団接種会場で、新型コロナウイルスワクチンの接種後に女性が死亡した問題で、愛知県医師会は17日、検証結果を公表しました。県医師会は、重いアレルギー反応の「アナフィラキシー」が疑われる場合には、アドレナリンを即座に投与すべきだったこと、会場の運営体制に不備があったことなどを指摘しています。

 救命救急が専門で、アナフィラキシーにも詳しい名古屋大学医学部付属病院の山本尚範救急科長(44)に、今後の課題などを聞きました。

 ――「アナフィラキシー」とは何ですか。

 過剰な免疫反応であるアレルギーの一種です。原因物質が体内に入った時、その物質に抗体を持っている人は、抗体が付着した細胞からヒスタミンなどの化学伝達物質が漏れ出します。この化学伝達物質が血管を拡張させるため、血圧が一気に下がる。酸素を運ぶ役割の血液が全身に十分に送られなくなり、エネルギーをつくりだせず、臓器が動かず心肺停止にいたることもあります。

 また、のどや気道の粘膜が腫れて呼吸が困難な状態になります。消化器の粘膜が腫れると吐くこともあります。

 ――アナフィラキシーになった時、なぜアドレナリンを投与すべきなのですか。

 人間は血圧が下がると交感神経を働かせ、体内でアドレナリンが分泌されます。アドレナリンは血管を閉めてくれる働きがあり、血圧を上げ、のどや気道の粘膜の腫れをとってくれます。アナフィラキシーになった際には、それでも足りないので外からアドレナリンを入れることになります。

 ――接種会場で実際にアナフィラキシーになった時、どう対処すればいいのでしょうか。

 アナフィラキシー自体はまれ…

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