「全国校則一覧」
昨秋、こんな名前のウェブサイトが公開された。
全国の都道府県立高校と中等教育学校約3300校のうち、4割にあたる約1400校分の生活指導に関する校則が掲載されている。
データをまとめたのは、「日本一校則を持っている」ことを自負する1人の男子高校生。
通っていた中学校の、ある決まりがきっかけだった。
群馬県の高校2年生、神谷航平さん(17)は中学生のとき、後輩から「『下校後は午後4時まで外出禁止』という決まりを破って先生に怒られた」と聞き、疑問に思った。
「小学生のときは外で遊んでいた時間。中学校ではなぜダメなのか。そもそもなぜこんな決まりがあるのか」
「4時以前だと問題を起こすのか」
先生に聞くと、「中学生が早い時間から外で遊んでいると、近所の人からクレームがくる。周りの中学校にも同じような決まりがある」と答えがあった。
新たな疑問が浮かんだ。
「午後4時以前は問題を起こす生徒がいて、4時以降だといなくなるのか」
通称「4時禁」は、校則には書かれていなかったが、次第に、他の学校にも同じような決まりがあるのか気になり始めた。
他校の校則を集める方法はな…
- 【視点】
生徒は16時まで出かけるな、法令上の根拠のない私権制限で、民主主義の我が国の学校のすることではありません。教員も説明できない校則、多いです。それ以外にも、子どもたちの健康を損ねたり、恋愛禁止など明確な人権侵害であったり、民事訴訟になれば、学
- 【視点】
日焼け止め禁止、下着の色は白って…。何のためにある校則なのか是非学校に聞いてほしいですね。 神谷さんの素晴らしい行動力に拍手喝采です。末冨さんが言われているように、共感してくれる人、特に多くの中高生を巻き込んで、より大きなムーブメント