W杯担当する審判がトレーニング公開 注目を集めたのは米国人女性

ドーハ=潮智史
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 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会を担当する審判のトレーニングが18日、ドーハ市内のスタジアムでメディア公開された。

 地元選手が試合を行い、ゴール前の接触やオフサイドかどうかの際どい場面を次々に起こしていく。主審、副審2人が組むトリオが入れ替わりながら、実際のゲームを想定して判定を下す練習が公開された。

 今大会に集められたのは、主審36人、副審69人。そのうち3人ずつの計6人が大会史上初めてとなる女性審判だ。

 そのうちのひとりとして、日本から唯一選ばれた山下良美主審(36)はランニング中心のメニューをこなし、元気な姿を見せた。

 取材対応したなかでひときわ注目を集めたのは、女性で米国のキャサリン・ネスビット副審(34)。14歳で審判を始め、20年のキャリアで夢のW杯の舞台にたどり着いた。

 「審判として最終的な目標はなにか」と聞かれると、「目標はまさに、いま、ここにいることでもある。もちろん、この大会の決勝を担当したいと期待している。でも、それはここにいる誰もが思っていること」と話した。

 2015年には米国男子のプロリーグ、MLSを初めて担当して、男子の試合でも実績を重ねてきた。20年には、MLSの最優秀副審に女性として初選出されている。

 W杯では性別に関係なく、厳しい競争が待っている。

 本人は「審判のキャンプでは男女の違いなく、ひとつのチームとしていい雰囲気のなかで準備をしている」。

 審判は同じ国のトリオで組むことが一般的で、米国からは主審とほかの副審も選出されている。そのため、実績を含めて、彼女がピッチに立つ可能性は高いと見られている。

 19年に開催された女子のW杯フランス大会も経験済みだ。4年後の男子のW杯は母国の米国を含めた共同開催されることもあり、大学教員を辞めて、プロの審判として生きていく道を志した。

 「選手にとっても、審判にとっても、W杯はトップドリーム」と語る舞台に2大会連続で立つことも視野に入っている。(ドーハ=潮智史

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