COP27、会期延長 合意文書めぐりなお隔たり 「交渉は危機に」

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シャルムエルシェイク=関根慎一
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 エジプトで開かれている国連気候変動会議(COP27)で18日、議長国のエジプトは産業革命前からの気温上昇を1・5度に抑える目標や、石炭火力発電の段階的削減などの合意案を示した。しかし、主張の隔たりが大きく、焦点となっている温暖化による「損失と被害」の救済のための基金の設立も見通せない。18日までの会期は延長が決まった。

 国連のグテーレス事務総長は17日夜、「交渉は危機に瀕(ひん)している。先進国と途上国の信頼関係は崩壊している」と懸念を示し、「今ここで、変化をもたらすチャンスがある。迅速に行動することを強く求める」と呼びかけた。

 エネルギー危機で、世界が化石燃料に依存する動きが出ている中、脱炭素に向けた対策を加速できるかが注目されてきた。合意案では昨年のCOP26を踏襲し、世界で目指すことにした「1・5度目標」が盛り込まれている。ただ、関係者によると、中国は「努力目標に過ぎない」と反発しているという。

 また、損失と被害の救済に特…

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    能條桃子
    (NoYouthNoJapan代表)
    2022年11月20日22時12分 投稿
    【視点】

    救済に関して日本やアメリカの反対があったのにも関わらず決まったことはよかったと思う一方で、COP25が行われた去年より気候変動が加速しているという発表や多くの自然災害のニュースがある一方でCOP26の進展はCOP25の時より弱まっていること