27日のスピーキングテスト、運営に指摘続く 都教委「着実に準備」
本多由佳
東京都内の中学3年生約8万人が受験を予定し、結果が来春の都立高入試にも活用される英語スピーキングテスト(27日)の運営に「問題がある」という指摘が続いている。これに対し、都教育委員会は「着実に準備しており、確実に実施する」と説明している。
「大量募集なので採用率もup」「履歴書不要」
求人サイトに載ったアルバイト募集の告知。記者が15日、サイトの問い合わせ先に尋ねてみると、同テストの試験監督を募集している告知だと分かった。
都教委によると、試験監督などのスタッフは、都教委からテストの運営を委託された通信教育大手ベネッセコーポレーションが確保する。8万人という受験予定者数は大学入学共通テストの都内志願者数と同規模。1日の都議会では、募集サイトの文言を問題視する声があることを念頭に、都議が「この段階になって募集広告についていろんな指摘がされている。きちんと確認すべきだ」と都教委にただす場面があった。
都教委は2019年度以降…