久喜市の弓道場と的場、国の登録有形文化財に

佐藤純
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 埼玉県久喜市下清久にある「本多流洗心洞(せんしんどう、高木道場)」の弓道場と的場(まとば)が、国の登録有形文化財に登録される見通しになった。国の文化審議会が18日、文部科学相に答申した。

 市教育委員会によると、典型的な近代和風建築の弓道場であり、現在も使われていることが評価されたという。

 弓道場は1932(昭和7)年ごろ、東京大弓術部師範や旧清久村長を務めた医師・高木●(上が「非」で下が「木」。読みは「たすく」)(たすく)の自宅敷地内に建設された。木造平屋建ての切り妻造りで、建築面積49平方メートル。板敷きの射場(しゃじょう)を中心に、床の間がある上座、弓置き場、控えのスペースが取り囲む。

 弓道場から南に約27メートル離れた的場も同時期につくられた。的を設置するため土や砂を盛り固めた「安土(あづち)」の周囲に板壁がある。

 いずれも2011年に改修された。(佐藤純)

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