ジャイキリ作者、実は強者に感情移入 日本がW杯で「成功」するには
構成・辻隆徳
サッカー漫画「GIANT KILLING」の作者・ツジトモさん(45)は海外サッカーやJリーグの試合を見た上で、自身が感じたことをノートに記録し続けている。ワールドカップ(W杯)カタール大会の開幕を前に何を思うのか。常にサッカーを身近に感じているからこその考え方があった。
GIANT KILLING 主人公の達海猛(たつみたけし)が弱小プロサッカーチームの監督に就任。椿大介ら選手たちの隠された能力を引き出し、強いチームへと成長させる物語。象徴的な達海のセリフは「お前ん中のジャイアント・キリング(大番狂わせ)を起こせ」。
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作業部屋ではイングランド・プレミアリーグを中心に海外サッカーの試合を見ることが多いですね。ノートに両チームの選手名や試合経過、気になったことを書き込んでいます。
以前、中村憲剛さんにノートを見せたら驚かれました。「こんなに書いてるの?」って(笑)。だから、W杯に対する考え方も少しみなさんと違うかもしれません。
W杯で日本に勝って欲しい気持ちはもちろんありますが、ドイツやスペインが日本に負ける姿も見たくないんですよ。優勝経験もある2カ国には強者でいてほしいというか……。
一番見たいのは、「ガチ」な…