北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)総書記の娘が、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」の試射に立ち会った父に同行したと、朝鮮中央通信が伝えました。
娘の存在が初めて公式に明かされた意図は何なのか。
北朝鮮政治に詳しい慶応大学の礒崎敦仁教授に分析してもらいました。
「大きなサプライズ」 紹介はなぜこの順なのか
金正恩氏の娘がICBM試射に同行したと北朝鮮メディアが伝えたことは、これまで同国を観察してきた中で、最も大きなサプライズでした。
「愛する子と女史とともに」という紹介順は、妻の李雪主(リソルチュ)氏を指す「女史」より、娘を先にしたことに大きな意味があります。写真の一部に写り込む形ではなく、娘の姿をはっきりとらえた複数の写真も公開されました。
後継者というには早すぎます…