パワフルなダンス披露 SEVENTEEN、悲願のドームツアー
韓国の13人組の人気アイドルグループ、SEVENTEENの日本ツアーが19日、大阪の京セラドーム大阪で始まった。今月リリースされたばかりの日本オリジナルの新曲も披露。現在のK―POP界でもトップレベルとされる実力のステージで、ドームを埋めつくした4万人を魅了した。
「前回ドームツアーがキャンセルになったときはとても悲しかったし、残念でしたが、こうやって戻ってきてお会いすることができてうれしい」(JOSHUAさん)
「ドームツアーは僕たちがデビューしてからの夢でした。今でも信じられない」(JEONGHANさん)
「やっと夢をかなえることができました。孫の孫まで自慢できそうです」(HOSHIさん)
SEVENTEENは、日本での人気が急上昇していた2020年5月に初のドームツアーを予定していたが、コロナ禍で中止になった。この日、メンバーは、初のドーム公演の感慨を繰り返し語った。
公演ではコロナ予防のため、歓声を上げることは禁止されていた。だが、中盤、「Left & Right」「Very Nice」と代表曲が続くと、観客席からは抑えきれない歓声が湧く場面も。「みなさん声を上げられなくてもどかしいですよね。その分ステージでたくさんお見せします」(DINOさん)などと、メンバーからは気遣う発言もあった。
MCでは、「めっちゃ」「やねん」など関西弁の交じる日本語でファンを楽しませ、今月に発売した日本オリジナル曲の「DREAM」など日本語曲も多く披露した。13人の息の合ったダンスは3時間半の公演の最後までパワフルで、アカペラでも安定的な歌の魅力も際だっていた。
この日は日本のファンにとっても待ちに待った公演。終演後、デビュー直後からのファンだったという京都の女性(23)は、「会えない間が続いてファンをやめようかと思っていた。今日が最後のお別れだと思ってきたけれど、見たらやっぱり最高だった」と興奮気味に話していた。
大阪公演は20日まで。その後は、東京ドームで2公演、名古屋のバンテリンドームで2公演を予定。チケットはすでに完売している。(守真弓)
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