米ツイッター、トランプ氏アカウントを復活 マスク氏表明「神の声」

有料記事マスク氏とツイッターの動向

サンフランシスコ=五十嵐大介
[PR]

 米ツイッターを買収した米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は19日、「永久凍結」されていたトランプ前米大統領のツイッターアカウントを復活させると表明した。ツイッターは大規模な人員削減で、投稿の安全対策のトップらが辞めており、トランプ氏が実際にツイッターに戻れば、偽情報対応などで混乱が広がりそうだ。

 マスク氏は18日、ツイッター上でトランプ氏のアカウントを復活させるべきかどうかを聞くアンケートを実施。約1500万人が回答し、「はい」が51・8%、「いいえ」が48・2%だった。マスク氏は19日のツイートで「人々は語った。トランプは復活する。人々の声は神の声だ」と表明した。

 マスク氏は先月のツイッター買収直後、投稿を管理するための「幅広い多様な視点を持つ協議会をつくる」と表明。協議会が発足するまでは「投稿に関する意思決定やアカウントの復帰について、重要な判断はしない」としていたが、方針を翻した形だ。マスク氏は18日にも、差別的な発言をしたとして凍結されていた複数のアカウントを復活させたことを明らかにしている。

 トランプ氏は19日、自身の…

この記事は有料記事です。残り599文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
今すぐ登録(春トクキャンペーン中)ログインする

※無料期間中に解約した場合、料金はかかりません

春トク_2カ月間無料
  • commentatorHeader
    三牧聖子
    (同志社大学大学院准教授=米国政治外交)
    2022年11月20日19時42分 投稿
    【視点】

    「絶対的な言論の自由主義者」を自称するマスク氏に買収されたツイッターが、トランプ氏のアカウントの凍結解除に踏み切ったことは、「言論の自由」の論争性を浮き彫りにしている。 マスク氏は、「言論の自由」を掲げて、虚偽情報やヘイトスピーチなど