ロシア、孤立回避へ苦渋の決断 侵攻批判盛り込んだ首脳宣言を容認

有料記事ウクライナ情勢

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 19日に閉幕したアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、ロシアは主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に続き、自らの立場も併記することを条件に、ウクライナ侵攻への批判を首脳宣言に記載することを認めた。国際的な孤立を回避するための苦渋の決断であることがうかがえる。

 「宣言の交渉は、今日まで長く続いた。ウクライナ問題は確かに盛り込まれたが、G20などと同じ表現で新しさはない」。ロシアのベロウソフ第1副首相は19日、APEC首脳会議が開かれたバンコクでの記者会見で、首脳宣言についてこう評した。

 宣言は「ほとんどのメンバーがウクライナでの戦争を強く非難し、世界経済の脆弱(ぜいじゃく)性を悪化させていると強調した」などとし、ウクライナ侵攻への批判を色濃く打ち出した。一方で「他の見解及び異なる評価があった」との文言を加え、ロシアにも配慮した形となった。インドネシア・バリ島で開かれたG20サミットの16日の首脳宣言を踏襲した内容だった。

 ベロウソフ氏は、欧米など「…

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年11月21日9時41分 投稿
    【視点】

    APECとG20の首脳宣言には、ロシアを非難する3月2日の国連総会決議も引用されています。2つの首脳宣言のロシア語訳は、クレムリンの公式ページにも掲載されました。「ロシアによるウクライナに対する侵略 (агрессия Российской