ぎょうざ×源泉掛け流し ぎょうざの満洲が見いだした温泉宿の経営術

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加藤真太郎
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 草津、伊香保……。温泉を知らずして群馬を語るなかれ。9月に赴任後、先輩記者からそう教わり、担当エリア内の老神温泉(沼田市)に向かった。すると、案内板に「ぎょうざの満洲(まんしゅう)東明館」とある。埼玉を中心に群馬、東京、関西などに101店舗を展開する中華料理チェーンが美しい渓谷沿いに温泉宿? 目的地を急きょ変更して訪ねた。

 2階の玄関から入ると、フロントの先に、埼玉でおなじみのマスコットキャラクター「ランちゃん」のロゴが目に入った。

 中華レストランの約40ある席はほぼ埋まっていた。土産売り場には温泉旅館によくあるような商品はない。冷凍生ぎょうざや店で出す食材などの商品が並ぶ。3階建てでのんびり堪能できる客室もある。

 1階に進むと、大浴場があった。男女別に内風呂と露天風呂が一つずつ。早速入ると、無色透明のお湯からほんのり漂う硫黄の香りがたまらない。泉質は単純硫黄温泉(低張性弱アルカリ性高温泉)で、加水、加温、循環濾過(ろか)なしの自家源泉掛け流しだ。

 「ぎょうざの満洲」が、どうして温泉宿を――。創業者の金子梅吉会長(86)の自著「3割うまい!!」(太陽出版)を読むと、巻末に答えが書かれていた。

 金子会長の生まれ故郷は現在…

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