金融教育が急拡大、授業で投資を学習 教員には知識不足の不安も

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山本恭介
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 若者に金融の知識を持ってもらおうと、政府が普及に力を入れて広がっている「金融教育」。ただ、学校現場では課題を抱え、試行錯誤も続いている。投資経験のない教員が少なくない一方、学校への出張授業などを手がける金融業界もビジネス目的とみられることを懸念しているからだ。

 「みんなでビジネスアイデアをプレゼンして、投資を得ましょう」

 神奈川県の英理女子学院高校で6月、証券最大手の野村ホールディングスの社員が金融について教える特別授業があった。生徒が、投資を募る起業家になる設定でビジネスのアイデアを出し合い、投資の流れを学ぶという内容だ。

 グループに分かれた生徒は、世の中のどのような課題を解決したいかを話し合い、それが実現できるビジネスアイデアを発表。教育格差や環境問題を解決する案が並び、投資してもよいと思うアイデアに各自が投票していった。

 将来経営に携わりたいという3年生の女子生徒(18)は「投資がどのようなものなのか知りたいと思ってきたが、機会がなかった。分からないことも多いので、もっと勉強したい」と満足した様子だった。

 こうした金融教育は今、学校で急速に広がっている。

 文科省は4月、高校の新学習…

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