第2次補正予算案の基金、過去最高の8.9兆円 無駄の温床と批判も

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西尾邦明
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 政府が21日に国会に提出した2022年度第2次補正予算案で、複数年度にわたって支出できる基金への予算措置が8兆9千億円だったことが分かった。一度の補正予算としては過去最大で、規模ありきの経済対策で膨張している。今年度の基金への予算総額は10兆円を超えた。基金については、使途のチェックが行き届きにくいことから、無駄の温床との批判もある。

 財務省が21日までにまとめた。総額は50事業8兆9013億円で、うち新たな基金は16事業2兆4821億円。昨年の補正予算で計上したのは38事業5兆1595億円、うち新設は6事業1兆1197億円で、これを大幅に上回った。

 当初予算や1次補正を加えた22年度の総額は約10兆6千億円にのぼる。コロナ対策関連や、脱炭素向けのグリーンイノベーション基金(2兆円)を創設するなどした20年度の11兆5千億円に次ぐ規模となる。

 今回計上した基金事業のうち予算額の最大は、経済産業省の重要物資の安定供給確保の基金9582億円。経済安全保障に絡んで、半導体蓄電池の生産基盤の強化や原材料の備蓄を支援する。大学の理系学部創設支援(文部科学省)には3002億円、バイオものづくり革命の推進(経産省)には3千億円を計上。いずれも新設だ。

 既存の基金への積み増しも巨…

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