電気は昼間が安い? 昼間に余る「もったいない」太陽光、製鉄で活用

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安田朋起
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 太陽光発電が多くなると春秋の昼間に電気が余り、太陽光の電気の受け入れを止めることがある。この「もったいない」状況を減らすため、電気を大量に使う工場の操業を夜間から日中にずらす取り組みを北九州市の製鉄会社が進めている。太陽光を有効活用できる手法として注目される。

 北九州市若松区の工業地帯。岸壁に面した東京製鉄(本社・東京)の九州工場では、約130トンの鉄スクラップが入った巨大な電気炉が、雷のような爆音をたてて放電していた。

 鋼材の原料にするため、電気を40分間流してどろどろに溶かす。1回の消費電力は、一般家庭が1年に使う量の十数倍(5万3千キロワット時)。それを1日に何回も繰り返す。

 電気炉による製鉄は、電力多消費型産業の代表格。操業は電気代が安い平日夜間と休日が主流だった。「太陽光の電気が余る場合は、平日昼間も夜間並みに安くできる」という提案が九州電力からあったのは、2017年のことだ。

 日照条件に恵まれた九州では…

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