理由は「There is 業スー」 ローカル商店街×外国人で繁盛
黒田早織
神戸・三宮から1駅大阪寄りに、本格的な外国食材店の豊富さと買い物客の多国籍ぶりが目を引く商店街「大安亭(おおやすてい)市場」(神戸市中央区)がある。住宅街にあり、観光客らが訪れるような場所ではないローカル商店街。それでも外国人をも引きつける理由をさぐると、誰もが知るあのスーパーの存在にたどり着いた。
阪急春日野道駅から徒歩約5分。南北約250メートルの大安亭市場は、八百屋や肉屋など生鮮食品を中心に約80店舗が軒を連ねる。
6年前には、近畿経済産業局による「近畿のイケテル商店街」にも選ばれた。アーケードにはレトロな看板がひしめく。
商店街の北端すぐ、パキスタン国旗のイラストがあしらわれた「ALI’S HALAL FOOD」の屋号が目に入る。
ガラム・マサラ、ターメリック、コリアンダーにシナモン…。店先に出された台に十数種類のスパイスが並び、異国の香りが漂う。
外国食材の店が林立する商店街の中で、存在感を示しているのが「業スー」でおなじみの業務スーパーです。大手チェーンとローカル商店、共存は可能なのでしょうか。
さらに歩くと今度は「中国物…