コロナに阻まれた夏 絶望した監督が妻とやり遂げた「最後の仕事」

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構成・山下弘展
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 東海大相模高の監督時代、門馬敬治さん(52、現・創志学園高監督)の住まいは野球部の寮やグラウンドと隣接していました。目指したのは「家族のような」チームづくり。人間がやるスポーツだからこそ、人間同士の関係を大事にしたい、という思いがありました。そして、3人の子どもも同じチームの一員として甲子園を目指しました。

 東海大相模は、2020年までグラウンド、野球部寮、監督の自宅が同じ敷地のなかにありました。これは、私の人生の師である原貢さん(東海大相模、東海大野球部元監督)の考えが大きいと思います。

 原貢さんは、いつも「人間がやるのがスポーツだ、人間がやるのが野球なんだ」と語っておられました。だから、人間同士のつきあい、関係をとても重視しておられた。

 監督の自宅が隣接していることで、野球部員とはグラウンドだけではなく、学校や日常生活でも毎日接します。部員たちは私に見られていますが、私も部員たちに見られている、見てもらっている。

 毎日の練習や学校生活、寮生…

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