小さく生まれた赤ちゃんと家族のために 成長記録しやすい母子手帳
角津栄一
群馬県は、早産などで小さく生まれた赤ちゃんと家族向けの母子手帳「リトルベビーハンドブック」を作成し、今年度中に希望者に配布する。母子健康手帳に子どもの成長を記録する欄があるが、小さく生まれた子には使いづらいとの声が届いていたという。
厚生労働省によると、出生時の平均体重は約3キロ。出生体重が2500グラム未満は低出生体重児(全体の8・1%)、1500グラム未満は極低出生体重児(同0・6%)とされている。
県によると、県内の極低出生体重児は年間80人程度と推計されている。リトルベビーハンドブックは、極低出生体重児が対象だ。
「落ち込んでしまう」家族の声受け
小さい赤ちゃんを育てる県内…
- 【視点】
低出生体重で生まれた子どもの中でも小さく生まれた、極低出生体重児を対象としたハンドブック。全体の割合から見れば少ないケースではありますが、出産直後から子が集中治療を受ける保護者へのサポートは重要な取り組みです。 この記事を読んで、自分