「心も体もぼろぼろ。でも…」 品川区で再選挙告示、経験者が語った

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聞き手・野田枝里子
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 全国7例目という再選挙東京都品川区で27日に告示された。その「6例目」の経験者に、当事者しか分からない胸の内を聞いた。ただでさえ気力、体力、財力をつぎ込むといわれる選挙戦に短期間で2回も向かうことになった厳しさや、最初の選挙の後の戦術について語った。

 ――最初の選挙の時に、田中さんは再選挙となることを予想していましたか?

 「もちろん。(候補が)5人だから再選挙の可能性はあるでしょう。選挙戦をやっていて、票差がつかないな、と(感じていました)。これは再選挙の可能性がある、というのは頭にはありました」

 自治体の長を選ぶ首長選は、有効投票総数の4分の1を得票した候補がいなければ再選挙となる。全国で過去に6例あり、直近は2017年11月の選挙が「当選者なし」となった千葉県市川市長選。5人が立候補したその選挙で3位になり、3人が争った5カ月後の再選挙で落選(2位)したのが、今年の市長選で初当選した田中甲市長だった。

 ――新顔5人のうち、1人は野党が推し、1人は自民が推薦。田中さんを含む他の3人は政党の推薦・支持を受けない戦いでした。「再選挙の可能性」は、いつごろ感じましたか?

 「選挙戦の中盤からです。これは票が拮抗(きっこう)しているなと。かといって、再選挙を避けるために途中から選挙手法を変えるなどは無理です。投票日まで全力でかけぬける以外のことは思い浮かびませんでした」

 ――再選挙が決まった瞬間は。

 「手伝ってくれた人たちがため息をついていました。ただ私としては順位が3着だったので、チャンスは残っているというような前向きな気持ちでした。再び挑戦する気持ちもすでにありました。ただこれは、エネルギーのいること。財政面も含まれますが、すでに心も体もぼろぼろですよ」

 ――心は折れませんでしたか…

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