「失敗以上に失敗」探査機オモテナシ月着陸できず 電力や通信に難

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玉木祥子
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 地球との通信が安定せず、日本の小型探査機「OMOTENASHI(オモテナシ)」が月への着陸を断念した。開発した宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日に記者会見を開き、飛行を続けて通信の復旧をめざすことを明らかにした。探査機は月から離れていくが、2023年夏までは地球との通信が可能な距離にあるという。宇宙空間の放射線測定は続行し、データを地球に送ることをめざす。

 オモテナシは16日夕、人類を月に送る「アルテミス計画」の第1弾として宇宙船オリオンとともに新型ロケットSLSで打ち上げられた。月着陸時の衝撃などデータを地球に送信し、今後の着陸技術の確立につなげることが目的だった。

 JAXAによると、予定通り約4時間後に分離したものの、太陽電池パネルが太陽とは反対側を向いて、充電ができないことが判明。また、探査機は飛行中に回転することで姿勢を安定させるが、想定の8倍の速さで回転してしまい、消費電力が大きくなっていることも分かった。ガスジェットを使って回転を落としつつ、パネルが太陽を向くよう姿勢を制御しようと試みたが、失敗したという。

 プロジェクトチーム長の橋本…

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