増税「政権吹っ飛ぶ」国債「後世に負担」 防衛費強化、両方いばら道
西尾邦明 相原亮 松山尚幹 田嶋慶彦
「防衛力の抜本的強化」に向け、政府の有識者会議が報告書をとりまとめた。増税は明記せず、「幅広い税目による負担が必要」と提言した。政府・与党は年末に向けて詰めの協議に入るが、防衛費の中身や規模、その裏付けとなる財源は不透明だ。
有識者会議の最終日だった21日、あるメンバーのもとに自民党議員が接触し、こう訴えてきたという。
「増税なき防衛力の強化をめざしてほしい」
最大の焦点の一つである防衛費増額の財源について、自民党内には国債(借金)発行でまかなうべきだとの声が、なお根強い。
このメンバーは「国債は借金。その負担が若い世代やその後にいく。何を考えているのか」と、憤りを隠さない。有識者会議がまとめた報告書では「国債発行が前提となることがあってはならない」と断じた。
過去には国債で軍事費膨張
日本には過去に、戦時国債を…
- 【視点】
いまの防衛力強化の議論は荒っぽいものです。 要は中国や北朝鮮とうまくいかない、向こうには強い兵器がある、だから日本も持つべきだという話です。典型が敵基地攻撃論で、日本も中国大陸や朝鮮半島に届くミサイルを持とう、「反撃能力」と言えば聞こえ