あしなが募金、街頭活動再開 26日にJR甲府駅前

西村磨
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 病気や災害などで親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが学生募金」の活動が26日、甲府市のJR甲府駅南口である。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛してきた街頭募金の3年ぶりの再開。今年5月から12月にかけ、47都道府県をリレーでつないでいる。

 あしなが学生募金事務局によると、今年3月時点の山梨県内のあしなが奨学生は過去最多の73人(2020年度は64人)。長引くコロナ禍や物価高で生活の困窮が深刻化し、奨学金の必要性がますます高まっているという。

 26日の甲府での活動には県内で暮らす約30人の遺児学生らが参加し、買い物客や観光客らに募金を呼びかける。このうち大学3年の男性は9歳の時、東日本大震災の津波で母親と妹を亡くした。男性は奨学金に加え、震災遺児への心のケアプログラムを受けて大学生になったという。

 「今の自分があるのは募金を続けてきた先輩と、寄付をしてくださった方々のおかげ。後輩の遺児たちのために、山梨での募金を復活させなければ」。男性はそう思い、準備を進めているという。

 当日の募金活動は午前10時から午後6時まで、武田信玄公像前で。活動は12月も埼玉と千葉、東京、神奈川で展開される。

 街頭募金の場に行けなくても、支援は可能だ。

 郵便振替での寄付は「あしながさん奨学金係」(記号番号 00180・0・15595)へ。クレジットカードや銀行からの送金もできる。詳細については「あしなが育英会」のウェブサイトのほか、あしなが育英会寄付課(0120・916・602)へ。(西村磨)