「もしかして青森山田に…」 鎌田大地の人生左右したもう一人の三笘

森保ジャパン

内田快
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 サッカー日本代表のMF鎌田大地(26)のキャリアにおいて、東山高(京都)で過ごした3年間は大きな意味を持つ。

 鎌田本人も「人間的に変わった」と当時を振り返るほどだ。

 実はその東山高に進学した背景には「三笘」の存在があった。

 鎌田はガンバ大阪ジュニアユースに所属したものの、ユースには上がれなかった。

 大阪体育大サッカー部出身の鎌田の父は、大学の後輩に息子の進路について相談した。

 後輩というのが、日本代表MF三笘薫(25)のおじだった。名字も同じ三笘だ。

 その三笘さんが推薦したのが東山高だった。

 鎌田の父、三笘さん、東山高の福重良一監督(51)は奈良の居酒屋で3人で会うことになった。

 福重監督も大体大出身で、同期の三笘さんとはクラスも同じで仲良しだった。

 鎌田の父と福重監督は、大学こそ同じだったが、つながりはなかった。三笘さんがいなければ、2人がここで会うことは考えにくかった。

 三笘さんは「福ちゃんのところだったら、いま弱点になっている所も鍛えられるはずや」と太鼓判を押した。

 福重監督も「うちだったら自信を持って成長させられる。任してください」と熱弁。東山高に進む流れができた。

 三笘さんと福重監督の大体大の同期には、今年10月まで長年、青森山田高を率いた黒田剛さん(52)もいる。

 福重監督は「もしかして三笘が青森山田を勧めていたら、青森山田に行って、全国大会も出て、もっと早いうちからヒーローになっていたかも」と笑う。

 あのとき居酒屋で集まった3人は今でも、時々ごはんを一緒に食べる。

 よく話題になるのは、もちろん鎌田大地や三笘薫のことだ。

 もう一人の「三笘」がつないでくれたから、今の鎌田大地がいる。(内田快)

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