関電高浜原発にMOX燃料到着 昨年11月以来、6回目
佐藤常敬
関西電力高浜原発(福井県高浜町)に22日、使用済み核燃料を再処理して作ったプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料16体を積んだ輸送船がフランスから到着した。同原発3号機で、使用済み核燃料を再利用して使う「プルサーマル発電」に使う。
業界団体「電気事業連合会」(電事連)によると、商用のMOX燃料は1999年以降、関西、東京、中部、四国、九州の電力5社が輸入したが、2011年の福島第一原発事故後は関電1社となっている。
関電はこれまで5回輸入している。関電によると、MOX燃料が日本に運び込まれるのは昨年11月以来。関電は「契約上の守秘義務がある」として燃料の価格を公表していない。(佐藤常敬)
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