甲子園を沸かせた阪神期待の高卒スラッガー 井上と前川の現在地は…

有料記事阪神タイガース

大坂尚子
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スポーツ好奇心

 岡田彰布監督(64)が就任し、来季は18年ぶりの優勝を目指すプロ野球・阪神タイガース。監督が重要視するのが高卒で入団したスラッガーの育成だ。候補に挙がるのが、来季4年目を迎える井上広大(こうた)(大阪・履正社高)と同2年目・前川(まえがわ)右京(奈良・智弁学園高)の両外野手。2人に注目して高知・安芸での秋季キャンプを見た。

 キャンプ初日の11月2日、フリー打撃で快音を連発し、時に外野スタンド上にかかる防球ネットまで打球を飛ばしたのが井上だ。

 岡田監督が10月下旬の秋季練習で大山悠輔に「打つポイントを前に」と指導したことを知り、同じ右の長距離打者としてそれをフェニックスリーグで試すなど、レギュラー獲得へ気合十分。21歳の右打者は「このキャンプで何とかアピールして、春につなげていければ」と意気盛んだった。

 守備に重点を置いたキャンプと明言する岡田監督も「めちゃ良い感じで打ってたよ。今日、井上が一番飛んでたんちゃう」。報道陣の取材で、自ら名前を出したほどだ。第2クールでは直接指導し、期待の大きさをうかがわせた。

 今季、完全試合を達成した千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希(岩手・大船渡高)や日本一に輝いたオリックス・バファローズ・宮城大弥(沖縄・興南高)、正遊撃手としてリーグ連覇に貢献した東京ヤクルトスワローズの長岡秀樹(千葉・八千代松陰高)ら、逸材の多い世代だ。チーム内では今季6勝の西純矢(岡山・創志学園高)が同期になる。

 潜在能力は彼らにひけをとらない。履正社高1年夏からベンチ入りし、3年夏の全国高校野球選手権(2019年)では4番としてチームを引っ張った。石川・星稜高との決勝では、現ヤクルトの奥川恭伸から3ランを放って日本一に導き、同年秋のドラフト会議で2位指名を受けた。

 1年目の10月に甲子園で中…

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