園の送迎バス、置き去り防ぐ安全装置の設置は3.2% 山形で調査

小川尭洋
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 子どもの送迎がある山形県内の保育施設のうち、置き去り事故を防ぐセンサーなどの安全装置をバスにつけているのは、全体の3%あまりにとどまることが、国の緊急点検でわかった。県は今後、点検結果をもとに現地調査を行い、安全対策の改善を求める。

 緊急点検は、静岡県牧之原市で送迎バスに女児が置き去りにされて亡くなった事件を受け、9月に実施された。県と山形市によると、県内の点検対象は保育所と私立幼稚園、認定こども園、認可外保育施設の計510施設。うち、認可外保育施設以外で、通園バスがある154施設の点検結果を県が公表した。

 登園のバス乗降時に園児の人数・名前を常に確認していると回答したのは128施設で、全体の8割を超えた。バス運転手以外の職員が同乗していると答えたのも、約9割(138施設)だった。

 だが、国が来年度以降に設置を義務づけるバスの安全装置については、設置していると回答したのは、5施設(3・2%)だけだった。

 県子ども保育支援課の担当者は「事件をきっかけに安全装置に注目が集まっており、県内でも普及拡大をめざしたい」と話す。県や各市町村は、年内に各施設から事情を聞き取り、装置設置のための補助などを検討するという。小川尭洋