ロシア同盟国がプーチン氏に反発 首脳会議の宣言署名を拒否

有料記事ウクライナ情勢

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 ロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構」(CSTO)の首脳会議が23日開かれ、議長国アルメニアのパシニャン首相が宣言への署名を拒否する異例の事態となった。隣国アゼルバイジャンとの紛争へのCSTOの対応に不満があるためだが、ウクライナ侵攻に苦戦するロシアの影響力低下も背景にある。

 「CSTOによる同盟の義務の放棄を意味するだけでなく、アゼルバイジャンにとってはアルメニア侵略への青信号と解釈される可能性がある」

 パシニャン氏は23日にアルメニアの首都エレバンで開かれたCSTO首脳会議でこう述べ、宣言案などへの強い不満を表明した。

 アルメニアは隣国アゼルバイジャンと、アゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフを巡って対立。2020年の衝突で実効支配地の大半を失ったほか、今年9月にも両軍が衝突した。

 ロシア軍が主力のCSTOは…

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    服部倫卓
    (北海道大学教授=ロシア・東欧)
    2022年11月24日11時28分 投稿
    【視点】

    アルメニアは、規模としては小さな国だが、ロシアの勢力圏外交を検証する上で、重要な事例となっている。 アルメニアはロシアと国境を接しておらず、経済的観点から言うと、実は貿易面などでのロシアへの依存度がそれほど深いわけでもない。 そのアルメ

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    駒木明義
    (朝日新聞論説委員=ロシア、国際関係)
    2022年11月24日10時25分 投稿
    【視点】

    同盟を結ぶことに伴うリスクに「巻き込まれ」と「見捨てられ」があると言われます。ロシアと同盟関係を結んでも、この2つのリスクがあるばかりで、肝心なときに守ってもらえないという実態が浮き彫りになっています。 「巻き込まれるリスク」は、ベラルー