イランのウラン濃縮拡大、IAEAが確認 核合意復活へ再び暗雲

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飯島健太
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 国際原子力機関(IAEA)は22日、イランが中部フォルドゥの地下施設で、濃縮度が60%のウラン製造を開始したと明らかにした。イランもこの事実を認めており、核合意の復活に向けた米側との間接協議で新たな障害となりそうだ。

 イランは昨年4月に、中部ナタンズで濃縮度60%ウランの製造を始めている。ロイター通信によると、IAEAのグロッシ事務局長は22日に理事国に配布した報告書で、「中部フォルドゥでも新型の遠心分離機を使用し、濃縮度60%ウランの製造を始めた」と今回の事実を説明した。英仏独は22日の共同声明で、「核不拡散体制に対する挑戦だ」と非難した。

 イランは、米英仏独中ロと2015年に締結した核合意で、米国などの制裁が緩和される代わりに、ウランの濃縮度を3・67%に制限された。だが、米国のトランプ前政権が18年に核合意から離脱後、制裁を再開。イランは19年から合意の上限を超える核開発を進めてきた。

 IAEAによると、イランは…

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