人間なら120歳超、最期は眠るように 世界最高齢のコアラ天寿全う

大下美倫
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 世界最高齢の飼育コアラとしてギネス世界記録に認定されている「みどり」が23日、兵庫県南あわじ市の「淡路ファームパーク イングランドの丘」で死んだ。25歳9カ月の雌で、人間にたとえると120歳超だった。後日、施設でお別れの会を開く予定にしている。

 施設によると、死因は老衰とみられる。みどりは今年8月ごろから、消化機能の低下がみられるように。抗生物質の注射などで治療をしていたが、今月に入ると食欲も落ち、だんだんと元気がなくなっていった。

 死ぬ前日の22日には、飼育員が止まり木から落ちてうずくまっているのを発見。飼育員らが状況を見守っていたが、23日の朝、展示室に様子を見に行ったところ、死んでいたという。

同じ日に生まれたコアラも長生き

 永い眠りにつく直前まで、展示室で来園者にその姿を見せていたみどり。飼育担当者は「苦しむことなく、安らかに眠るような最期でした。寂しいけれど、ただ感謝です」と話す。

 施設は現在、みどりのほかに5匹のコアラを飼育している。みどりは2003年、県と西オーストラリア州の友好県州20周年を記念して、生年月日が同じ雌の「ひかり」(20年に23歳で死亡)と共に同州から寄贈された。(大下美倫)