「断ったらダサい」から刺して奪った…19歳を嗚咽させた叔母の言葉

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松浦祥子
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 「今、何歳ですか?」

 「19歳です」

 今年10月、大阪地裁の703号法廷で、裁判長に問われた被告の男は、少し緊張した声で答えた。黒い髪は短く切りそろえられ、白いワイシャツを着ていた。

 大阪府寝屋川市で3月、男女3人と共謀し、専門学校生の男性(当時20)を刺して死なせ、現金13万円などが入ったバッグを奪った――。そんな強盗致死罪の起訴内容について、被告は「間違いありません」と認めた。

 「刑事処分を科すべきか、保護処分に付すために家裁に移すべきか」。この日、裁判長は法廷のスクリーンを使って裁判員たちに争点を説明した。刑事処分であれば、大人と同じように懲役刑で刑務所に服役する。一方、犯行につながった思考の形成が不遇な成育歴などによるもので、保護処分が妥当だとみなされれば、家裁へ移送された後、少年院などで矯正教育を受けることになる。

 検察側の冒頭陳述によると、事件の経緯はこうだ。

 事件当日の夕方。

 初めて会った女(22)から…

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きょうも傍聴席にいます。

きょうも傍聴席にいます。

事件は世相を映します。傍聴席から「今」を見つめます。2017年9月~20年11月に配信された30本を収録した単行本「ひとりぼっちが怖かった」(幻冬舎)が刊行されました。[記事一覧へ]