よく見る「蒙牛」「VIVO」…W杯出ていない中国、広告では主役級
上海=井上亮
日本の初戦勝利に沸くサッカーワールドカップ(W杯)カタール大会。熱戦の中継で目にする機会が多いのが、漢字も用いる中国企業の広告だ。上位スポンサーの数は国別で最多の4社に上る。中国代表は5大会連続で出場を逃しているが、中国マネーは大会を支える「主役級」の存在感を示している。
緑色の背景に「蒙牛」という漢字がひときわ目立つ。グラウンド脇の電光掲示板に表示されたのは、中国ではよく知られる乳製品大手・蒙牛乳業の名前だ。
国際サッカー連盟(FIFA)と企業が結ぶスポンサー契約は、「パートナー」が最も格上で、その下が「W杯スポンサー」。カタール大会では両カテゴリー合わせて14社で、うち4社が中国企業だ。
蒙牛のほか、不動産大手の大…